スクールライフ

SCHOOL LIFE

SCHOOL LIFE 02探究学習

DSDA

これからの時代に大切なことだからともに学びたい

「DSDA」は、“Data Science & Design Arts”の頭文字をとった東京女子学園中学校高等学校「探究」の新しい学びです。現高校新課程は、2017年に公示され2022年からの実施となりましたが、本校では他校に先がけて2020年からスタートしました。以前から「未来志向」「SDGs探究」と銘打ち独自の授業をしていましたが、高校3年間で100時間を超える詰め込み教育を見直し「国際教養」「未来創造」の2コース制で「探究」を軸にカリキュラムを組み立てなおしました。正解の用意されていない課題に「協働」で取り組み、知識偏重受験中心教育から、社会とつなげる、つながる開かれた学校を目指したのです。以下の2つのコンセプトがベースになっています。

2025年3月には、全国的に実施されている新課程で3年間を過ごした最初の生徒が卒業しますが、他校に先駆けて新カリキュラムを運用していたため、すでに3世代目となります。現中学3年生は、上記カリキュラムを中一から実施し、入学時から定期考査廃止をした初めての学年で、2025年は高校に進みます。そして2028年3月に卒業と同時に、東京女子学園中学校高等学校の歴史が閉じます。

PICK UP最新の取り組み[2024年度実施]
煎餅の新商品開発

中高大の連携は全国的にも例を見ません。中3のシアトルへの修学旅行では、新製品サンプル品を現地に持参してアンケートをとっています。
そのアンケートを参考に、国内で3種類の煎餅の販売に至りました。そのうちの1つは、2025年夏にレギュラー品になります。今後北米での販売が視野に入っています。

3種の新商品を手にするプロジェクトメンバーたち(於 東北公益文科大学)

新味の意見出し

試食

シアトルへ袋詰め

2024文化祭にて販売

2024文化祭にて販売

全国販売(広尾店)

東京女子学園OJバッグカリキュラム

1990年卒業のバッグデザイナーサノマサコが中心となる後輩たちに今まで培ったものつくりのノウハウ、メソッドを伝え、自分たちで使用する、そして芝国際中学校・高等学校へつなげていくバトンとしてのバッグをデザインし、商業化するまでの全工程を体験していくDSDAカリキュラムです。

バッグ・サンプル作成授業

バッグ・サンプル作成授業

卒業生の方々にプレゼン

Summer Camp 2024
その他の活動

目標のGlobal vision を広げるために、2023- インドネシアの学生・台湾の学生とのオンライン交流をしています。

  • オンライン国際交流 - TOMODACHI プログラム インドネシア(エアパンゲア)
  • オンライン国際交流 台湾 高雄高等女学校 (中央大学 / 若林ゼミ)
過去の実践例

[2021年]クラウドファンディングを利用したカバン作成プロジェクト

[2021年]NECとのコラボ授業

[2022年]でん六豆 オリジナル商品開発(梅しそ味)

探究ゼミ

自分の興味関心を深掘りする

探究ゼミは、「“好き”を見つける」、「“好き”を究める」を目標に行われる中1~高2までの生徒が混合して行うゼミナール形式の授業です。探究するテーマは、担当教員が大枠だけ決め、参加するゼミ生たちが自由に設定できたり、担当教員が設定したりします。今年度は、河添校長自らが主宰する「数学とアート」をテーマにしたゼミ、映像制作を学ぶゼミ、新校舎建築を担当している熊谷組とコラボしたゼミ、またSDGsを意識したゼミも複数あり、生徒の好奇心に応えています。

PICK UP写真・映像の可能性を考えよう

写真や映像には、言葉以上に伝える力の強い「メッセージ」、世界の紛争地域の状況、人種・民族間の争いなど、私たちに多くのことを伝えてくれます。メッセージの受け取り方は観る側にゆだねられるが、自由性もあります。これからの写真・映像の可能性を考えていきましょう。

PICK UPアフリカのhappinessを実現しよう

発展途上国や世界の暮らしなど、今世界で起きている問題や課題について研究します。ウガンダにいるジョンとオンラインでコミュニケーションを取り、みんなで考えたアイデアを話し合って、ジョンにウガンダで実践してもらいます。