2019.07.01 教育
中学3年 模擬裁判2019
6月27日(水)の5・6時間目を使って、第一東京弁護士会から3名の弁護士の先生をお招きし、中学3年生を対象に模擬裁判を実施しました。
生徒は裁判官・裁判員・検察官・弁護人・廷吏・傍聴人の配役にそれぞれ分かれ、シナリオに沿って裁判を進行しました。中学3年生の生徒たちは、6月4日に東京地方裁判所に裁判傍聴に行っており、裁判の進行やその空気感を覚えています。また、配役者の生徒は放課後に集まってシナリオを精読し、証拠の取り扱いなどの動きを覚えるために、事前に何時間もかけて準備を行いました。
その甲斐もあって、本番さながらの裁判を再現し、その審議をするという体験をすることができたと思います。(被告人役は本校の教員が担当し、証人役は弁護士の先生に担当していただきました。)
模擬裁判終了後、裁判官と裁判員役の生徒は別室で弁護士先生の立会いの下に合議を行い、判決言い渡しを行います。とても真剣に議論を交わし、判決文を一生懸命考えていました。
今年の判決は無罪!証拠が不十分で断定はできないとの判断でした。
答えに詰まっても粘り強く考え抜こうとする姿勢がとても印象的で、頼もしく思いました。弁護士の先生からも「自発的に、かつ白熱した議論ができていた」とお褒めの言葉を戴きました。生徒にとってよい学びの機会となりました。