2015.10.07 過去のニュース
カルスト地形の再現 社会科
9月19日(土)、高校1年生の地理選択者が「“カルスト地形”を再現してみよう”」と題して、化学実験室にて実験授業を行いました。理科の先生にご協力いただき、カルスト地形を自らの手で形成しました。
“カルスト地形”は、石灰岩質の地形が酸性物質(酸性雨など)によって溶かされることによって形成される稀有な地形であり、日本においては秋吉台の鍾乳洞などが代表です。
この現象を再現するために、酸性雨と同程度の濃度の塩酸と、石灰岩や同じ炭酸カルシウムから成る卵の殻、あさりの貝殻などを使用して実験をしました。実験は初めての体験でしたが、想像以上に鮮明な化学反応を目に見える形で表すことが出来ました。
机上の理論だけではなく、特に現象学を理解するためにはイメージが大切になってきます。現在は酸性雨が関わる環境問題も多発しているため、このような学びを通して地理学習を社会に生かしていただきたいと思います。
カルスト地形の実験 | 酸性雨(塩酸)をかける | 実際に見て納得! |