2015.08.21 過去のニュース
英語力をあげる Ⅱ 校内予備校合宿
受験勉強に必要なのは、良質な設問と、良質な知識。そして反芻。これをいかにくり返すかが鍵になります。
校内予備校合宿では問題演習をひたすら行うことができるのも良い点です。集中して勉学に取り組む環境下で、学習と演習を繰り返すこと。反芻・解説・理解により実力が生成されてゆくわけです。
集中して勉学に取り組む環境づくりというのは基本的でもあり、とても大切なことだと思います。高校生という多感な時期には、他の様々な誘惑があります。テレビ、スマホ、アプリ、ゲーム、ネット、友人との遊び…etc。それらの誘惑を自主的に断ち切るのはなかなか難しいものです。情報化社会は楽な方に逃げることができます。好きなことだけやっていくこともできます。しかし、生徒は学校内でのキャリアカウンセリングの授業で自身の進路についてきちんと考え、東京女子学園に90以上の大学を招いて開かれる進学フェアで、大学の担当者さんのお話を聞き、高校三年生の春には自分の進路を明確に決めている子が多いです。そのため、目標が明確になり、自主的に学習に取り組む姿勢もあります。
もちろん、全員明確な進路が決まっているわけではありません。進路にまだ迷っている生徒もいます。その場合、校内予備校専属の先生やチューター(本校卒業の大学生で、勉強や進路の相談を受ける仕事をします。)と相談し、じっくりと決めていく生徒もいます。
7月24日、問題演習をとにかく進めていきます。それぞれの疑問を洗い出し、解決していきます。迷った場合、先生やチューターに聞くこともできます。しかし、ここが難しいところです。生徒一人一人が自身の力で問題を解決し、乗り越えていくことも重要なので、適宜必要に応じて、一人一人、生徒の能力に応じた助言をしています。自分で正答を導き出した時の生徒の笑顔は、とても良い笑顔です。校内予備校はその笑顔のサポートをしたいと思っています。
この合宿では、朝8時半から夜の22時まで、1時間半ごとの15分休憩と食事以外はひたすら勉強です。
次に、校内予備校の一年間のスケジュールについて簡単に触れます。
校内予備校生のスケジュールは、高校二年生から始まります。二年生からの講義と演習を含めた授業で徐々に勉学に慣れていき、二年生の春休みにはタイムカードを使って朝から夕方まで必ず学校に来る習慣づけをします。春休みは毎日16時半まで残って勉強することで自信をつけ、4月からは平日の授業後に講義と演習を習慣づけます。GWの合宿でもひたすら夜まで勉強します。もうこの時期には誰もが集中して一日中勉強できるようなっている生徒が多いです。そこからはまた日常の授業を受け、校内予備校で勉強する日々。自律を目指し、学習し、能力を高めてゆきます。
とくに今年の生徒は集中して取り組んでいるように思いました。毎年の結果から、今回の夏合宿には問題冊子を1人3冊用意しているのですが、今年度はクリアできる生徒が多すぎて、用意していたものが、なくなりそうになりました。嬉しい悲鳴ですね。
校内予備校の夏はお盆の学校閉鎖期間と日曜日以外は毎日9時から16時半まで授業・演習・自習をしています。夏を掴んで、この合宿でペースもつかんで、夏を乗り切ってほしい。そして、良い笑顔を。あの笑顔を。生徒一人一人が、理解したあの笑顔をしてほしい。そんな校内予備校の夏合宿でした。
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