①朝日新聞の記事が配られ、一人ひとりが大切だと思う文章に印をつける。18歳選挙権は高校生が政治や社会をもっと学び賢明な有権者・主権者になってもらうために教師、保護者、社会全体が対応するべきだ、という内容。高校3年生の授業なので、自分たちのことだ。
②隣同士交換して友達の印と自分の印を見比べる。
③5人ずつのグループに分かれる。同じ内容の拡大コピーが配られて、5人で話し合いながら、大切な文章に印をつける。
この作業で生徒は意見をぶつけ合って議論が始まる。興奮してくると、大きな声で身振り、手振りでみんなを説得しようとする。「〜は大切だよね。」「私達の選挙権のことをいっているんだから、〜じゃないよ。」「そんなこと言ったら、大切なところ、全部になっちゃうよ!」などなど大きな声があちこちから聞こえてくる。
④グループごとに1人が1分ずつ、交替で自分の意見を言う。みんなが納得する内容だったのか、時々拍手や歓声もあがる。
⑤どこでもシートをグループごとに配布。記事に題名をつける。そしてこの記事に賛成か反対かを書き、その理由を話し合って書く。
「違う、違う!これは選挙権のことを言ってるんだから〜〜」「だから、私達がもっと大人に〜」「違うよ、大人達がもっと〜」「あ〜、そういうことなのか!」
賛成意見も反対意見もまとめて書き込む。
⑥どこでもシートを黒板や周りの壁に貼り、他のグループのシートをみんなで見にいく。
⑦それぞれのグループの代表が発表する。
①から⑦までの行程は時間を決めて行う。生徒は慣れていてテキパキと時間内に作業を完成させる。あっという間の50分。4時間目だったので、この議論は昼食時も続きそうだ。
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大切だと思う所に印をつける。 |
自分と友人の印を見比べる |
意見をぶつけ合い、 議論がはじまる。 |
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題名をつけて両意見をまとめる。 |
みんなのシートを見に行く。 |
いざ、発表! |