2015.01.15 過去のニュース
東京女子学園の礼法
東京女子学園の「礼法」は学校創立と共に長い歴史の中で育まれた授業の一つです。女性として身に付けておきたい美しい立ち居振る舞いや礼儀正しい挨拶、お付き合いの作法等々、いろいろな場面での「しきたり」や「マナー」を学びます。美しい所作を身につけて、自立した女性として明るい未来のステップアップに繋げて欲しいと願っています。
講師は礼法やマナーに造詣の深い卒業生を迎えています。加えて、卒業生諸姉がボランティアとして参加しており、凛とした和服姿での立ち居振る舞いで講座を引き締めています。
十二月二十日(土)の高校一年生の講座では「礼法四~訪問とお招きの心得その1」を学びました。授業構成は、和室でのマナー全般実習、お茶の入れ方と出し方実習、DVDでの全体総括と三部構成で進めました。煎茶の入れ方を学ぶ場面では、普段の生活でペットボトルのお茶に馴れている生徒が茶葉や急須などの茶道具の扱いに苦戦する場面も少なからずありました。
高校二年生は十二月十七日(水)に「礼法五~訪問とお招きの心得その2」を学びました。授業構成は、学園裏手の仏教伝道会館の大広間をお借りしての和室でのマナー全般実習、茶菓の頂き方実習、DVDでの全体総括と三部構成で進めました。特にお菓子の頂き方では懐紙や黒文字を初めて使用した生徒も多く、経験を重ねることの出来ました。
高校三年生では特別講座の中で「礼法六 総合演習」並びに「お茶の心得」を行いました
。六年間の礼法の総括授業と共に抹茶の点て方と頂き方を練習しました。
和室での実習、お茶の歴史や効用、道具の紹介から心得に至るまで短い時間内でしたが
日本の文化を再確認する貴重な時間となりました。