2013.06.29 過去のニュース
高3「保育」「食物」授業の様子
高校3年 Ⅲ群「保育」授業
子どもの成長・発達を多角的に学ぶ教科です。今年度の内容は「人間としての発達」「発育と発達」「保育の必要性」「子どもの福祉」と大きく5つに分けて学んでいます。また、座学に留まらずに離乳食体験、おやつの試食、保育園実習なども積極的に進めています。6月21日には区立保育園への実習に出かけました。0歳児~5歳児の各クラスにて観察・ふれあいを体験しました。事前学習で各自が調べた乳幼児のイメージと実際に触れ合った様子のギャップに驚く生徒も少なからず居ました。秋に再度行われる実習に向けて準備が始まりました。
園長先生から諸注意の連絡 | クラスに入る前には先ず手洗い |
高校3年生 Ⅱ群「食物」授業
食事の意義や役割を学ぶと同時に食品の特徴や調理の基本を身に付ける授業です。講義と実習を隔週で行っています。調理実習では毎回テーマに沿ったレシピで行っています。
4月「イングリッシュマフィンサンド、新じゃがいものスープ、ヨーグルトの苺添え」 ではマフィンに卵のフィリングをサンドしました。卵の調理性(熱凝固性)について学び、露地もの出盛りの苺を使用したソースでは果物に含まれるペクチンのゼリー化について実習しました。
5月「いなり寿司、茶碗蒸し、アスパラのベーコン炒め」では伝統食について学ぶと同時に寿司飯の作り方などを実践しました。茶碗蒸しでは卵の調理性(希釈性・熱凝固性)を学習し、旬を向かえたアスパラガスの扱い方や栄養的特性、豚肉の加工品についても見識を深めました。
6月「水餃子(ラー油添え)、にんじんのしりしり、白飯、ザーサイスープ」では食べるラー油ヒットのきっかけとなった石垣島在住の夫婦の物語から、沖縄郷土料理でレシピを作り実習しました。水餃子に使用する肉は、山羊肉から合い挽き肉に変更したり、皮は市販品を使用する等々変更点はありましたが、少しだけペンギンファミリーに近づいた気持ちになりました。「しりしり」とは千切りを意味する言葉で、千切りにしたにんじんをツナ缶と共に炒めて卵を加え、だししょう油で味付けをした一品です。
6月2回目の実習は「手打ちうどん、錦糸卵、鶏の酒蒸し、薬味(青葱、しょうが、大葉)」でした。小麦粉の性質を理解し、うどんの打ち方を知る。加えて、付け合わせに添えた錦糸卵の作り方、酒蒸しの作り方、野菜の扱い方と切り方について実習を行いました。初めてうどんを作った生徒が多く、慎重に作業を進めていました。うどんの太さにばらつきがあり、試食ではその噛み応えが今後の課題となっていました。
うどんを切る様子 | 太さは愛嬌! | 出来上がり! |