2014.02.06 過去のニュース
卒業生講演会
2014年1月25日(土)、高校1年生、2年生を対象に「卒業生講演会」が行われました。
現在、社会で活躍している卒業生3名に進路選択や就職活動、職場での仕事内容など、在校生に向けて熱く語っていただきました。
「自分らしく」
中・高時代は内気なタイプの生徒で自分の意見を言ったり、行動することはなかった。4年生大学にも合格したが、就職率の高さと学食のおいしさを求めて入学を決めた。初めての人生の選択だった。入学後は学問と共にサークルの立ち上げ等など日々の努力とあきらめない気持ちを持ち進めた。学外の機会にも自ら門を叩いて積極的に参加した。自分が楽しむことが何より大事、楽しいことは相手にも伝わる。新しい出会いは人間関係を構築する上でも参考になった。幼稚園実習に取り組 んだ折りに、自己表現の難しさを実感し、人間関係や心理学を学びたいと強く考えるようになった。その結果、大学への編入を決心した。新しい環境の中でも積極的に行動した。中でも、国際ボランティア団体に所属し、マレーシアの養護施設でも活動し、大きな経験をした。編入したことで未来を広げられた。色々なことが日々起こるが、現在は幼稚園教諭として邁進している。今、学んでいることはこれからのすべての基礎になる。何事にも「やる気」が大切、行動してみよう、自分は自分、他人とは比べない、自分を信じて進めてみよう。
「今、やっていることは無駄じゃない!」
中・高6年間をソフトテニス部、学級委員長として明るく、活発に過ごした。がむしゃらに取り組んだ部活、怒られたこと、友人と喧嘩した事など多くの思い出があるが、経験を通して語る言葉には説得力があることを感じている。読書の大切さも痛感した。大学は本意ではない入学となったが、自分で考え、自分で切り開く等など、多くのことを学び自分を広げる機会を得た。就職は広告関係に興味を持ち、進めた。その結果、新聞社の広告部所属となった。広告部の主な仕事は新聞に掲載す る広告を募る部門、仕事相手は主に広告代理店。疑問を感じたら即、行動する。動いて初めて見えてくることもある。新聞の読者層に向けて日々新しい分野を模索し、開拓を続けている。今、皆さんが考える「おもしろくないこと、つまらないこと」でも、決して無駄になることはありません。謙虚な姿勢で聞くことが大切。経験したことが後に役立ち、自分を助けることに繋がるでしょう。
「職業を選んだきっかけと現在の職業について」
国際協力に興味を持ったきっかけは中学三年で経験したカンボジアに学校を作るNPO法人への参加だった。世界には学校に通えない子どもが大勢いることに衝撃を受けたことから始まり、その後も多くのボランティア活動に積極的に参加した。米国留学で、自分の生まれ育った国を客観的に見られたので日本の文化に誇りを感じた。経済の優劣はあっても文化に優劣はない。豊かと考えていた米国の貧困層 の問題等などを学んだ。国際協力には色々なアプローチがあるが、日本で学びたいと言う開発途上国の人々の教育支援をしたいと思うようになった。加えて、日本と開発途上国の友好関係に貢献したいという強い思いが、現在の国際協力関連機関での仕事を選んだ理由である。仕事は宗教、食、男尊女卑の文化の壁など、色々な障壁はあるが、やり甲斐を感じている。机上の勉強も大切だが、外に出て新しい社会や価値観に出会うことも大切、自分を磨こう。