2023.11.20 スクールライフ
学校法人東京女子学園 120周年を祝う会 -感謝・祝賀・希望ー
11月18日(土)に『学校法人東京女子学園 120周年を祝う会』が11階アリーナで執り行われました。
午前の部は、法人理事、東京女子学園中学校高等学校および芝国際中学校・高等学校の在校生と教職員、清香会・鶯鳴会・旧教職員のみなさまが列席しました。
午後の部は、来賓のみなさまや、日頃よりご支援いただいております教育関係者のみなさま、本校の建設に携わっていただきました関係者の皆さまをお招きしての会でした。
午前の式典では、本学園新校舎のガーデンをデザインしていただいた石原和幸様の講演がありました。
そして、エントランスを設計いただいた隈研吾様からのビデオメッセージも披露されました。
また生徒を代表して、東京女子学園高等学校3年生と芝国際中学校1年生から「よろこびの言葉」が披露されました。
ここで東京女子学園高等学校代表生徒の「よろこびの言葉」を紹介します。
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創立120周年おめでとうございます。
120周年という記念すべき日に在校生としてこの祝典に参加できたこと嬉しく思います。
東京女子学園で、120年間受け継がれてきたもの、それは梅の花と白線です。
私は、冬の寒さに耐えて美しく咲いた梅の花をみて、その凜とした姿からどんな困難にも挫折しないで立ち向かうパワーをもらっていました。
校歌冒頭の「好文木」は、梅の花の古名で、努力すれば花が咲き、怠ると花が咲かないという由来があります。また、梅の花は学問の神様が愛した花としても有名です。
新校舎の玄関の前には、卒業生が寄贈してくださった紅梅と白梅があります。春に花が咲き、良い香りとともに、私たちに、梅の花のように力強く、そして魅力的な人になるために努力しなさいと、メッセージを送ってくれているように思います。東京女子学園も芝国際も校章は梅の花です。大切な花として愛でていきましょう。
白線には「清く、正しく、まっすぐな道に進んでほしい」という意味があります。東京女子学園の象徴である、この白線のスカートを身につけるたびに、白線にふさわしい自分でいたいと思ってきました。新校舎のエレベータホールに描かれている白線は、私たちの気持ちを引き締めてくれます。この思いはこれからも大事にしてください。
中学に入学した時、校長先生でいらっしゃった實吉幹夫先生は、生徒全員の名前を覚え、気軽に声をかけてくださって、私たちに安心感を与えてくれました。また、卒業生が友達と、ベビーカーを押して母校を訪れ、先生方と楽しそうに話している姿は、まるで家族のように見えます。先生と友達と、いつでも和やかに過ごせる、このアットホームな校風が東京女子学園の魅力です。この校風が受け継がれ、在校生にも卒業生にもずっと愛される学校でいることを願います。
私たちは、受け継がれてきたものを大事にしながら、これからも「人の中なる人となれ」という教育理念を心にとめて、自分らしさを持ちつつ、多くの人との繋がり大切にする女性になることを誓います。
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清香会より贈呈された記念碑がガーデンの中に設置されました。ありがとうございました。