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2022.03.16 教育

高2内海さん 銀賞受賞おめでとう!

一般社団法人英語4技能・探求学習推進協会主催の中高生による英語スピーチコンテスト『第4回 Change Maker Awards』本選に、国際教養コース2年の内海怜子さんが登壇し、見事、銀賞を受賞しました。

内海さんは、アートワークを通じて社会貢献ができないかと考え、高校1年生の時にオリジナルブランドを立ち上げました。現在ではオリジナルのTシャツやパーカーをネット販売し、その売上金の利益を全額ユニセフや日本赤十字社に寄付するという活動に取り組んでいます。最新の成果としては、3月15日にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に五千円を寄付したそうです。

内海さんのWEBサイトは【こちら】

自身の活動をより多くの方々に知ってもらいたいという想いから、『Change Maker Awards』を紹介いただいたときに応募することを決心しました。

当日は、約400校のエントリーの中から、一次予選(書類審査)と二次予選(動画審査)を勝ち抜いた個人部門10人と、チーム部門10組の中高生がオンラインにてプレゼンテーションを行いました。
内海さんの登壇は5番目でしたが、明るい笑顔の挨拶から始まり、日本における社会貢献に関する問題点から自身の取組みや活動の様子、そして今後の目標などを表情豊かに語りました。
終了後は審査員の先生より多くの質問が投げかけられましたが、堂々と応対した姿も立派でした。

内海さんのプレゼンテーション

【和訳】2020年、コロナウイルスの影響でボランティア活動をすることが難しくなったことを受け、私は募金活動によって社会貢献をしたいと思いました。しかし、「World Giving Index(国別の優しさ指数)」で日本は最下位になっており、日本人は他国に比べて寄付が少ないのが課題です。調べてみると、日本では非営利団体に寄付をするという考えがまだ新しく、広まっていないということが原因だとわかりました。
 幼いころから絵をかくのが大好きだった私は、人を感動させる力があるアートを使い、寄付を日本人にとってもっと身近で楽しめる活動にするためのプロジェクトを考案しました。自分のイラストをプリントしたTシャツをネットで販売し、利益のすべてを寄付する活動です。こうすることで支援される側のみならず、お金を出して支援する側も笑顔にすることができます。
結果として日本赤十字社とUNICEFに一万円づつ寄付することができ、服を購入してくれた方からは「寄付活動に興味がわき、自分でもNPO法人に寄付してみた」というコメントをいただきました。将来私は日本人の寄付活動を促進し、日本を世界一幸せな寄付国家にしたいです。

銀賞受賞を受け、内海さんのコメントを紹介します。
「このような名誉な賞をいただき、誠に光栄に思っております。改めてここまでプロジェクトを支援してくださった方々、CMA応募にあたりサポート・応援してくださった先生方、そしてCMA関係者の方々に心から御礼申し上げます。自宅からZOOMでコンテストに出たので、自分の部屋にいながらこんなに緊張するのは初めてでした。大勢の人を前にして話すのとは違った感覚を味わいました。今回の大会を通して、同年代の高校生たちが目を輝かせて自分たちの夢を語っているのを聞くことができ、これから自分のプロジェクトを進展させていくうえで良い刺激になりました。大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。」


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