2022.03.02 教育
数学の授業からⅡ
◆確率の実験②◆
~ビュフォンの針の実験~
実験内容:楊枝を100本投げて、机の上の模造紙に書かれた平行線に何本位楊枝がのるかを調べる。
*平行線の間隔は楊枝の長さの2倍である。
これを10回繰り返し、記録する。
*みんなの予想15本、40本、50本、55本、60本、バラバラ‥‥
教員の予想32本(相対度数0.32)
実験開始:回を重ねる毎に手際が良くなる。
線上にない楊枝を取り除いてから数えはじめるようになる。
「34、31、33、32‥‥?」
不思議と一定の値に。教員の予想ほぼピッタリ!
ここで、割合は計算で出せることを紹介。
ℓ:楊枝の長さ,d:平行線の幅
とすると
確率(相対度数)⇒ 2ℓ÷(πd)
今回は平行線の幅を楊枝の長さの2倍としたので ℓ=2d
よって確率の理論値は 1÷π=0.318…
生徒は感心と不思議顔。
実験が終わった後は、楊枝でタワーを作って披露。