2020.11.11 スクールライフ
東京湾クルーズ!修学旅行代替企画で大盛り上がり!
コロナ禍の中、中学3年と高校2年の宿泊を伴う修学旅行は中止となりました。代替の企画として、教室での講演と東京湾クルーズを楽しみました。
11月5日午前:
◇ 中学3年 「ワコールオンラインセミナーとワークショップ」
修学旅行のプログラムの一つにあったワコールによるセミナーとワークショップを、オンラインの形をとって実施しました。ワコールが目標とする「美の追求」についてのセミナーを聞いたあと、レースの余り生地を使ったエコバッグづくりをしました。
「女性が美を追求することができる社会こそ平和な社会」という創業者の思いは、「平和に関する1分間スピーチ」を以前に考えた中学3年生にとって「平和」を今一度考える機会になったと思います。その他、子供から大人へ、身体が変化していくことについても学びました。生徒たちは「気になっていたことが今回のセミナーでよく分かった/今すぐ役立つことをたくさん学べた」と感想を書いていました。
エコバッグ作りでは、プレゼントする相手への想いを形にできるように工夫して熱心に取り組みました。色とりどりの綺麗で多様なレース生地をうまく組み合わせて、世界に一つだけの素敵なエコバッグが完成しました。
◇ 高校2年 「子どもの貧困について」講演会
NPO法人キッズドア理事長 渡辺由美子先生による「子どもの貧困~未来へつなぐためにできること~」をテーマにお話しをうかがいました。通常は生徒が一か所に集まり講演を聞きますが、三密を避けての開催となりました。高校2年生3クラスのうち、ひとつのクラスは対面で講演を聞き、他のクラスは各教室でzoomにて講演会に参加しました。
わが校では、SDGs探究授業を毎水曜日6限に実施しています。17の目標について学んでいますが、目標の一つ目に掲げられている「貧困をなくそう」は生徒も周知の内容です。渡辺先生のお話しの冒頭で、日本の子どもの7人に1人が貧困というデータを示しながらのお話しは、より現実的に生徒達のこころに響いたようです。自分たちと同じ年代の現状についての事例は、多くの生徒の気持ちを揺さぶりました。貧困の連鎖を断ち切り、すべての子どもが夢や希望を持てる社会になるよう、一人ひとりがどう行動したらよいのか、多くのことに気づき、知る機会となりました。
11月5日午後:
◇ 東京湾シンフォニークルーズ乗船 テーブルマナー講座
中学3年生・高校2年生合同で東京湾シンフォニークルーズへ出かけました。学校でのセミナー・講演会を終えたあと、クラス毎に日の出ふ頭へ向かいました。快晴の気持ち良い秋空の下で生徒達の足取りも軽く、20分ほどで到着、船の前でクラス写真の撮影も行われました。
シンフォニークルーズは密を避けるため、両学年で貸し切りでの乗船になりました。乗船前には発熱チェックと手指の消毒、乗船中、乗船後とも終始にわたり、クルーズスタッフが細心の注意を払って下さった中での実施でした。
テーブルマナーでは、食事中の姿勢・会話のマナーから始まり、前菜・スープ・メイン料理・デザートと続くお料理に、フォーク・ナイフ・スプーンの使い方、またスマートな所作についてのお話しを伺うなど、盛り沢山の内容でした。和やかな雰囲気での食事が終わったあとは、全員が船上デッキに出て東京湾の景色を満喫しました。映画のワンシーンを再現をしたり、写真を撮り合ったり、中でもレインボーブリッジの真下を航行した折には歓声があがっていました。ふだんでは味わうことのできない貴重な時間を過ごしました。