つづいて美術・音楽です。

美術（高校１年・２年）

iPadに入っているアプリ「ibis paint」と「Adobe Fresco」を使用して作品制作を行いました。最初から作品の完成までアプリを使用し、途中経過をロイロノートで送ってもらい、アドバイスを送りました。完成した作品に対しては講評しました。アプリを用いたことで実際の手の作業では出来ない表現を多く取り入れることが可能となり、生徒作品の幅も広がりました。今後、対面授業が開始されてもアプリを利用する機会を増やして行きたいと思います。（芸術科 美術 小林智美）

□ 制作課題（高校1年）　浮世絵の模写　〜ibis Paintを使用して〜
多色刷り版画である浮世絵の模写に挑戦しました。多色刷り版画の技法とibis paintの「レイヤー機能」は制作工程では同等の仕組みです。今回の模写を通して浮世絵の多色刷り技法とレイヤー機能を学ぶことができました。

□ 制作課題（高校2年）　人物の色彩構成　〜ibis Paintを使用して〜
人物写真の再構成による表現を試みました。写真をトレースして、ibis Paintにある写真加工機能、様々な種類のペン、レイヤー機能を駆使して、新たな人物表現を探求しました。

□ 制作課題（高校2年）　コラージュ　　〜Adobe  Frescoを使用して〜
コラージュによる表現を試みました。自分で撮影した写真や、ネット上にある使用可能な写真材料を組み合わせ、または加工して貼り付けました。幾重にも重ねたり、Adobe Frescoの水彩画、油彩画用の絵の具を利用して、描き加え、様々な表現方法に挑戦しました。

音楽（高校１年）
iPadに入っているアプリ「Garage Band」と使用して、作曲を行いました。作曲は初めて行う授業でしたが、生徒は主体的に集中して取り組んでいました。

実際に作曲はつぎのようにして行いました。
・「きらきら星」など簡単な曲を使用して変奏曲を作る。
・拍子と10小節分のコード（和音）を指定する。
・ギターの音色でコード伴奏を「Garage band」を使用して録音する。
・コード伴奏に合わせて、「Garage band」を使用して、ピアノの音色でメロディーを作曲して録音する。
・2つのパートのバランス調整を行い、できあがりをロイロノートで提出する。

このコロナ禍の「新しい生活様式」が「新しい音楽活動」を生み出したように思います。（芸術科 音楽 倉田里香）

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